似鳥航一 「お待ちしてます下町和菓子 栗丸堂」 メディアワークス文庫
浅草のオレンジ通りにある甘味処栗丸堂。
四代目栗田仁が大学を休学して店を引き継いだ。
若い栗田は腕は確かだったが、心配した喫茶店のマスターに和菓子のお嬢様と呼ばれる葵を紹介される。
和菓子屋を舞台に、栗田仁と葵が和菓子に関する謎を解きながら、下町人情が描かれる作品です。
読んだ後は豆大福が食べたくなります。
和菓子の作り方やちょっとした知識も描かれていて、北窓や夜船など勉強になりました。
「豆大福」
グルメ雑誌ライターの八神由加は、20年前に栗丸堂で豆大福を食べたことがあるという田邊公夫を連れてくる。
「どら焼き」
同級生の浅羽怜から、学園祭に招待された栗田仁と葵。
和菓子が嫌いだという浅羽怜に葵は短時間で和菓子を好きにしてみせると宣言する。
「干菓子」
栗田仁は、子供の頃、近所に住んでいた澄野小春の家を覗き込んでいる怪しい黒い帽子の男がいると聞かされる。
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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌