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サヴァイブ

近藤史恵 「サヴァイブ」 新潮文庫


サヴァイヴ (新潮文庫)サヴァイヴ (新潮文庫)
(2014/05/28)
近藤 史恵

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自転車ロードレースを描く「サクリファイス」「エデン」に続くシリーズ最新作の短編集。

アシストする者、チームのエースとして走る者、それぞれの立場や苦悩や喜びなどがうまく描かれていて、今回も自転車ロードレースの世界に引き込まれました。
若き日の赤城直輝と石尾豪の関係を描いた作品も楽しめるし、どの作品もレース・シーンの迫力や緊張感が伝わってきます。
苦しみながらも前を向いて戦い、希望に向かって成長していく白石誓の姿に感動します。


「老ビプネンの腹の中」
フランスのチーム、パート・ピカルディに移籍した白石誓は、過酷なレースであるパリ・ルーベを控えていたが、元チームメイトのフェルナンデスの悲報を聞く。

「スピードの果て」 
世界選手権に出場が決まっている伊庭和実は、バイクと車の衝突事故に遭遇し、その記憶が忘れられなくなってしまう。

「プロトンの中の孤独」
赤城直輝はスペインから日本のチーム・オッジに加入することになった。同じ時期に加入した新人の石尾豪は、実力はあるのに協調性がなく、監督から赤城が世話役に選ばれるが。

「レミング」
石尾豪は、チーム・オッジの初の単独エースになるが、チームに対して無関心なため、チーム内はバラバラだった。新加入の安西は赤城に石尾のことで相談があると持ちかける。

「ゴールよりももっと遠く」
35歳の赤城は、そろそろ引退を考えていた。チーム・オッジのエースである32歳の石尾豪は、日本自転車ロードレース界でも王者として君臨していた。赤城はチーム・エクリュのスカウトと石尾が会っていたと知らされ動揺する。

「トゥラーダ」
白石誓は、ポルトガルのリスボンへ移住する。チームの監督の紹介でチームメイトであるルイスの実家にホームステイすることになる。ルイスは過去にドーピングの疑いをかけられて処分を受けていた。



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タルト・タタンの夢

近藤史恵 「タルト・タタンの夢」 (創元推理文庫)

タルト・タタンの夢 (創元推理文庫)タルト・タタンの夢 (創元推理文庫)
(2014/04/28)
近藤 史恵

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下町のビストロ・パ・マルを舞台に、料理に関する謎をシェフが解いていくミステリーです。
従業員は、若いウエイターの高築智行、俳句が趣味の20代のソムリエ金子ゆき、ホテルのスーシェフだった志村洋二、無精ひげを生やした無口なシェフの三舟忍の4人だけ。
気取らない小さなフレンチ・レストランを訪れるお客たちの謎を見事に解いていくのも面白いですし、料理やお菓子がとても美味しそうです。
表題のタルト・タタンも食べてみたいけれど、ヴァン・ショーもぜひ飲んでみたいですね。
殺人など大きな事件ではなく何気ない日常の謎が描かれていて、家族や恋人の愛情が伝わる、読後感がとてもいい作品です。
続編もあるようなので、読んでみたいです。

「タルト・タタンの夢」
常連の西田さんは、婚約者の手料理のフレンチを食べて体調を崩したという。デザートはタルト・タタンだった。

「ロニョン・ド・ヴォーの決意」
偏食のひどい粕屋氏が万人向けではないロニョン・ド・ヴォーを注文した。一緒に料理を食べた20代の女性が三舟シェフと話がしたいというが。

「ガレット・デロワの秘密」
クリスマスの日。志村さんの妻でシャンソン歌手の麻美さんが急遽、ビストロ・パ・マルで歌うことになる。

「オッソ・イラティをめぐる不破」
台風の夜。男性客がひとりで店を訪れる。翌日も一人で来店した脇田さんは以前は女性と二人で来ていたという。

「理不尽な酔っ払ぱらい」
お盆休みのまっただ中。三舟シェフは新しいデセールを考えていた。そこへ甘味屋の店長、萩野が同級生を連れて来店する。

「ぬけがらのカスレ」
編集者の御木本さんは、メニューに載ったことがない鵞鳥のコンフィのカスレを予約したいという。パリに住んでいたエッセイストの寺門さんの特別な希望だという。

「割り切れないチョコレート」
ランチで来店していた30代の男女は陰鬱な雰囲気で食事していた。男性は、せっかくの料理がまずいボンボン・ショコラのせいで台無しだとシェフにクレームを入れた。


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エデン

近藤 史恵 「エデン」新潮文庫

エデン (新潮文庫)エデン (新潮文庫)
(2012/12/24)
近藤 史恵

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自転車ロードレースを描いた「サクリファイス」の続編。

自転車ロードレースのプロ選手である白石誓は、欧州に渡り、現在はフランスのチーム、パート・ピカルディに所属している。
突然、スポンサーが降りることになり、チームは解散することに。
誓は、チームでの最後の戦いになる大舞台、ツール・ド・フランスに挑むことになるが。

今回も前作「サクリファイス」に続き、自転車レースを見たこともないのに、興奮や緊張、選手の喜びや苦悩が伝わってきて、読み出すと先が気になって、一気に読めました。
特に舞台が有名なツール・ド・フランスということで、スケールもアップしているようです。

主人公の誓が、チームの勝利のために貢献するアシストという立場なので、個人的にはすっきり感動出来ない感じはあります。

それでも、誓がアシストしているチームのエース・フィンランド人のミッコ、フランス人の期待の新人ニコラ、アシストのドニなど、個性的な選手たちのプロとしての駆け引きや苦悩など、過酷な自転車ロードレースに賭ける熱い戦いが楽しめました。

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サクリファイス

近藤史恵 「サクリファイス」 新潮文庫

サクリファイス (新潮文庫)サクリファイス (新潮文庫)
(2010/01/28)
近藤 史恵

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大藪春彦賞受賞作。本屋大賞第2位。


白石誓は、チーム・オッジのアシストを担当する若手メンバー。
ツール・ド・ジャポンに参加するチーム・オッジは、エースの石尾豪を表彰台に載せることを目標としていた。
石尾豪には、過去に有望な若手をつぶしたという噂があった。
思いがけず、調子の良い白石誓にチャンスが訪れる。

「Story Seller」で番外編を読み面白かったので、本編も読んでみることにしました。
ロードレースを全く知らなくても十分引き込まれる作品でした。
ロードレースのスピード感、駆け引きなど、選手の心理状態が分かりやすく描かれていて魅力的です。

先に石尾豪が主人公の番外編を読んでしまっていたけれど、本編を読むともう一度番外編を読み直してみたくなりました。

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